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TOMIX製「上田交通モハ5250」を、屋根周りを中心に加工したものです。製品は保存車の「モハ5253」を忠実に再現していますが、ややトイライクな色遣いが目立つので、現役当時の落ち着いた姿にブラッシュアップしました。
屋根はパンタ周辺から車体へ降りる配管を切除整形したうえで真鍮線に置き換え、モハ5251に倣って母線のパンタ下への取り込み具合を再現しました。屋根全体はややベージュ寄りで少しホコリっぽく見える、自家調合したツヤ消しグレーを塗装してあります。パンタは半光沢の黒色、その他屋上機器類は、GMカラーの西武ラズベリーと黄色5号、クレオス製ガンダムカラーのエクストラダークグレーで塗装しました。
車体は製品付属のインレタを貼付して「モハ5251」とし、側窓にはトレジャータウンの配管止めと真鍮線を用いて、保護棒を取り付けました。前面の中央窓下部には、変形して少し歪んだ手すりが目立っていたので、これもトレジャータウンのパーツを少々いじって取り付けてあります。ワイパーはとくにガラスパーツのモールドのホットスタンプらしきシルバーがキラキラして目立つため、剥離して塗料のシルバーで落ち着かせてあります。特徴である丸窓部にも、ガラス内側に保護棒(トレジャータウンの荷電用保護棒を使用)を塗装して取り付け、窓越しの見栄えも向上させてみました。
室内は床をクレオスのマホガニー、座席をGMの青20号、袖仕切りをクレオスのウッドブラウンで塗り分け、室内灯も取り付けてあります。室内灯は製品では蛍光灯色が指定されていますが、実車は白熱灯だったので電球色のものを取り付けました。
塗装は主にエアブラシを使用し、細部塗装とインレタを貼付の後に半光沢クリアーコート(室内を除く)を施して仕上げてあります。金属部および軟質プラには、ガイアノーツのマルチプライマーを下塗りしました。通常の使用では問題ないかと思いますが、故意に引っ掻いたりすると剥がれる可能性も否定できないのでご了承ください。
ステッカーのうち前面サボは薄手のプラバンに貼付したうえで、両面テープを用いて固定してあります。その他ユーザー取り付けパーツはすべて装着済みなので、お手元ですぐに楽しめます。購入時の試走程度なので動力とライト類は正常に機能し、分解～加工および塗装して再度組み立て後にも機能を確認済みです。
※５枚めの画像に映っている奥の車両は、比較用なので出品物には含まれませんのでご注意ください。
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